認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格取得への道③

認定ファシリティマネジャー(CFMJ)論述試験について

 

認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格試験合格において、重要なポイントとなるのは、「論述試験」でしょう。

マークシート方式である第1部~第3部は、暗記問題といっても良いでしょう。しかし論述問題に関しては、暗記だけでは解けません。

 

また、「論述」問題ですから、自分の考えをきちんと論ずることが必要です。論ずるとは「物事の理を示すように筋道を立てて述べること」です。

論述問題では、ファシリティマネジャーとして必要な問題抽出能力や問題解決能力、施策立案能力、提案・説明・表現能力などが必要とされます。

最近の問題では、指定された用語から選択して回答する問題が出ています。そのため、用語の意味を理解しておくことも必要になります。テキスト内にある用語は、できる限り把握しておきましょう。

 

論述問題の勉強方法

 

論述問題では、出題された問題に対して、まずはポイントとなる部分をチェックしましょう。ポイントとなる部分とは、何について論ずるのか?、論ずる際のポイントになる用語はあるか?、制約は何か?、を確認しましょう。

 

そのうえで、この問題の解答としての方向を定めましょう。頭の中で筋道を立てます。

問題・課題提起(地球・国・社会など大枠)
問題・課題提起(一企業など小枠)
課題解決(大枠)
課題解決(小枠)
具体的対策など~自分の考え。

 

こちらの流れで組み立てましょう。

 

問題・課題提起(大枠)

 

ファシリティマネジメントの必要性が高まってきている要因について、述べることによって、なぜファシリティマネジメントが必要なのかを明確にし、自身の考えの根底を明らかにしましょう。

経営環境において、ファシリティマネジメントの必要性が高まっている要因として、下記があげられます。

・人口減少化
・グローバル化
・ICTの進化
・地球環境保全
・災害に対応する強靭化

 

問題・課題提起(小枠)

 

上記の問題・課題について、自分の立場を明らかにしましょう。
(自社のファシリティマネジャーとして経営層に意見する立場、他社へファシリティマネジャーとしてアドバイスする立場、など)

そのうえで、選択用語を交えて、自身の立場における問題・課題とされる事項を明らかにしましょう。

 

課題解決(大枠)

 

問題・課題解決(大枠)で記した内容に対して、解決策となり得る事項を述べましょう。課題解決(大枠)は後に述べる課題解決(小枠)と同じような内容になるのであれば、記す必要はないです。

 

課題解決(小枠)

 

問題・課題提起(小枠)において明らかにした内容に対して、解決策となり得る事項を述べましょう。

 

具体的対策

 

課題解決(小枠)で述べた内容を、実践していくために必要なことを具体的に述べましょう。こちらは当事者(ファシリティマネジャー)として行う、具体的な行動を記しましょう。

 

以上の内容を含めて、800文字程度で論じます。

例を以下に記します。

 

問題・課題提起(大枠)

経営環境全般について述べつつ、人口減少化における問題・課題を明らかにする。

 

問題・課題提起(小枠)

自社のファシリティマネジャーであるという立場を明らかにしたうえで、人口減少化における自社の問題として、今後の労働力不足の問題を指摘し、知的生産性向上を課題として記す。

 

課題解決(大枠)

知的生産性向上について、どのような解決策があるかを示す。

SECIモデルついて述べたうえで、SECIモデルに基づいた知識創造型ワークプレイスづくりを行うことが、労働力不足を補う施策としてあげられることを述べる。

 

課題解決(小枠)

知的生産性向上について、自社で行うべき解決方法を示す。

SECIモデルに基づいた知識創造型ワークプレイスづくりを行ううえで、自社では特にコミュニケーションの活発化に着目し、同時にダイバーシティへの対応も行う必要がある。

 

具体的対策

知的生産性向上に向けて、実際に行う行動を示す。

自社内でのアンケートを行ったうえで、フリーアドレス制の導入やコミュニケーションスペースの設置を行う。また設置後、6か月後に利用者への満足度調査を行い、結果によって改善を行う。

 

何について述べるかの大筋が決まれば、あとは肉付けをしていくだけです。論述問題では、「選択用語を〇〇個使って」というように、制限が加えられます。

 

そのため出題される用語を理解していなければなりません。こちらは用語を覚えるほかありません。第1部~第3部のマークシート方式の試験勉強の際に、しっかりと用語も理解することが大切です。

用語を知っていれば、何とか文章の組み立てはできると思いますので、用語の理解は必須といえるでしょう。