” 日記 ” とは、「個人が毎日の出来事や感想などを書いた記録」のこと。
単なる記録として扱われるものから文学として扱われるものまで、その内容はさまざまですが、西洋・東洋を問わず、世界的に存在するものです。
日記を書くことにはさまざまなメリットがあります。自分の考えや思考をまとめることにもつながりますし、自分自身の感情のコントロールができるようになる効果もあります。
「日記を書く」ことのメリットを最大限に活かして、充実した楽しい人生を送りましょう。
目次
日記を書くメリット
文章力や語彙力が向上する
毎日文章を書くことで、自然と文章力や語彙力が向上します。はじめは文章の内容や構成などにこだわらずに、日記を書くということに集中しましょう。日記を書くことに慣れ、習慣化ができてきたら、文章の構成や言葉の意味などに目を向けてみるのも良いでしょう。
普段の日記が学びの場になることもあります。
また「文字を書く」ということには、さまざまなメリットがあります。
感情や考えの整理
日記を書くことは、自分の感じたことや思ったこと、考えや意見を「言葉にして表す」ということです。言葉にして表すことで、自分の感情や頭の中の考えを、明確に認識することができます。
自分では認識しているつもりでも、あやふやだったりなんとなくだったりすることも多いのです。目の前に「文字」として表すことで、自分の感情や考えを整理することができます。
成長の促進
日記を書くことは、自分の行動を振り返ることでもあります。その日の自分の行動を冷静に見つめ、客観的に捉えることができます。
そのうえで、自分自身の行動を評価し改善につなげようとする意識を持つことで、自分の成長につながります。時間をおいて自分の行動を客観的に振り返ることで、冷静な判断ができます。
PDCAの一環として日記を活用するのも良いでしょう。
感情のコントロールができるようになる
自分の感情がどういった時に動くのかを、自分自身で把握しましょう。どういった時に喜怒哀楽が起こるのかを、日記を通じて記録しましょう。自分自身のことが分からないと、コントロールはできません。
自分の感情がどういった時に高ぶるのかを自分自身で認識していれば、その場面になった時、もしくはなりそうな時に心の準備ができます。事前に察知していれば、自分の感情をコントロールできるようになります。
心をコントロールする日記の書き方
ルールを決める
・毎日、一言でもいいので続ける。
まずは続けることが大切です。内容や文章の書き方などは、日記を書く習慣ができてから
考えるようにしましょう。
・自分の感情に素直になる。
日記は自分自身だけが見るものです。
飾らずに、自分の言葉で、自分の感情に素直に書きましょう。
・日記の最後はポジティブな言葉で終わる。
日記は自分の感情や思ったこと、考えや意見を自由に書きましょう。
ネガティブなことを書いても大丈夫です。
ただ、その日の日記の最後には、一言でも良いのでポジティブなことを書いて終わりましょう。
・定期的に見直す
1ヶ月単位で自分の日記を見直しましょう。
あのときの自分はこう思っていた、こういう考えがあった、と振り返りましょう。
それを今見て、変わっている部分があるのかに気づけることがあります。
時間が経ったからこそ、冷静に見えることもあります。
何に記録するか
最近では、デジタル化が進み、パソコンやスマートフォンに記録したり、ブログやSNSで発信するカタチの日記を書く人も多くなっています。またさまざまなアプリなどがあり、それを使用する人も多いでしょう。
たしかに、デジタル端末での記録は手軽にできて、持ち歩くことができるのでとても便利です。
しかし、オススメするのは紙媒体です。
紙であればなんでも良いのですが、できればお気に入りのノートを見つけて日記帳にしてください。
毎日続けるものですから、お気に入りのノートとペンを使うようにしましょう。
前述した日記を書くメリットは、紙媒体を使うからこそ得られるメリットです。
続けることが大切
日記を書いた経験のある人は、6割以上にのぼります。2人に1人は日記を書いた経験があるようです。しかし、日記は毎日続けるもの。忘れてしまったり、時間がないなどで続かない人も多いでしょう。
日記を続けるためには、まずは「一言でもいいから書く」ようにしましょう。
最初から「しっかり記録しよう」「文章力を上げるために書こう」などと思ってしまうと、続かなくなってしまいます。
「文字を書く」という行為が少なくなった今、日記を書くことによって「文字を書くメリット」を享受し、さらに「日記を書く」という行為によって、心のコントロールができるようになります。
日記のチカラをつかって、充実した楽しい人生を送るための第一歩を踏み出しましょう。